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BEYOND TALENT(ビヨンド タレント) 日本語版 音楽家を成功に導く12章

2008.7

出版年:

出版社:

水曜社

著者:

Angela M. Beeching/箕口一美(訳)

キラキラピンクのホログラムの表紙が目印。音大生で、漠然と「将来どうしよう…」と考えているひとに、まず読んでもらいたいのが本書。例示されるのは主にアメリカの事例だが、訳者が日本のアートマネジメントに精通した方なので、内容については安心していい。これから自分がどんなふうにフリーランスの音楽家として行きていくのか、たくさんのケーススタディを見ながら考えていくことができる。ただしCDや配信など、進歩の早いものについてはちょっと古い内容かも。

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音楽の文章術 レポートの作成から表現の技法まで

1994(2014改訂)

出版年:

出版社:

春秋社

著者:

Richard J. Wingell/宮澤淳一・小倉眞理(訳)

音楽について書く時のおやくそくごとを細かく知ることができる。レポートや論文を書かねばならない時、必携。対象はだいたい音大生以上~。「てびき」としてそばに置いてあると安心な一冊。最近改訂版が出たようなので、今後購入される際はそちらをどうぞ。

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音楽とキャリア

2008.8

出版年:

出版社:

スタイルノート

著者:

久保田慶一

音楽を学んでいる学生に向けた、キャリア支援の教科書的内容。講義などで使われるには良いかもしれないが、独習者にはいささか扱いづらいし、読みやすいとはいえない。2008年出版なので、デジタルメディア関連のトピックスも少々古くなっている感がある。

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音大進学・就職塾

2008.8

出版年:

出版社:

音楽之友社

著者:

茂木大輔

高校生の場合、音大に行くために親を説得する材料として使える。ただし音大に入ったのちこの本を読み返すと、生半可な決心で音大に進学してしまったことを後悔する人も出ることだろう。音大生は全員読んだほうがいい。どうやって食っていくかを考える足がかりになるはず。おもしろおかしい「もぎぎ節」は変わらずだが、真剣で熱い内容。

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求むマエストロ。瓦礫の国の少女より イラク・ナショナル・ユース・オーケストラの冒険

2019

出版年:

出版社:

アルテスパブリッシング

著者:

ポール・マカランダン/藤井留美(訳)

原題はUpbeat -The story of the National Youth Orchestra of Iraq。ノンフィクション。イラクで音楽を学ぶ若者の実情と、国立ユースオーケストラを立ち上げて演奏旅行をするという途方も無い計画の全容が、イギリス(スコットランド)人指揮者によって描かれる。
日本だって西洋音楽が輸入されてから150年しか経っていない。イラクおよび中東の国々でいまクラシック音楽を学ぼうとしている人たちが、どんな事情を抱えているのか。温室のような日本の音楽大学で学ぶ音大生たちからしたら、彼らの背負ったものと意欲はきっと衝撃だろう。クラシック(西洋芸術音楽)を手がかりに国際理解を深められる良書。

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ポップ・ミュージックを語る10の視点

2020

出版年:

出版社:

アルテスパブリッシング

著者:

マスヤマコム・牧村憲一

(まだ読めてませんが)2020年現在、それぞれのジャンルで最も先進的な取り組みをしている研究者やジャーナリストたちが登壇したレクチャーシリーズを書籍化したもの。登壇者には「文化系のためのヒップホップ入門」で一躍話題となったポピュラー音楽研究者の大和田俊之や、Jazz The New Chapterシリーズの監修者である柳樂光隆、2019年のグラミー賞にノミネートされたことで有名になったジャズ作曲家の挾間美帆、さらには「作られた伝統」としての演歌の正体を明らかにした輪島裕介など(ここまで敬称略)。

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文化系のためのヒップホップ入門

2011.10月

出版年:

出版社:

アルテスパブリッシング

著者:

長谷川町蔵・大和田俊之

「コワそう」と敬遠されることもあるヒップホップの、成立過程・歴史や楽しみ方などを対談形式ですらすら読める。ヒップホップは未知の存在…という人に対して、どんなふうに聞き始めたらいいのかわかりやすく教える指南書。

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はじめての世界音楽

1999

出版年:

出版社:

音楽之友社

著者:

柘植元一・塚田健一

ワールドミュージックにハマったという方はぜひ。地域別に図や楽譜付きで詳細に解説している。高校生以下でも参考書を読むのが好きだという方には難なく読めるはず。索引充実しているので、気になった単語で検索するのも簡単だ。

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「音大卒」は武器になる

2015

出版年:

出版社:

ヤマハミュージックメディア

著者:

大内 孝夫(協力:武蔵野音楽大学)

やや刺激的なタイトルだが、武蔵野音楽大学で長らくキャリア支援アドバイザーをつとめた著者による、音大生向けに社会にでるための心構えやノウハウを説く、極めて親身になった実用的な書籍。エントリーシートの書き方やブラック企業の見分け方、なんてトピックもあったりして、非音楽系の就活をしている学生にも役立つ内容だ。

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イチから知りたい!楽典の教科書

2016

出版年:

出版社:

西東社

著者:

春畑セロリ・向井大策

イラスト、図がたっぷり使われていて、中学生からでもひとりで勉強できるだろう。楽譜の読み方などキホンのキから、曲の分類方法まで、ひととおりのことがきちんと学べる。DVD付きで、音を実際に聴きながら学習できる。

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図解 日本音楽史

2008(2018年改訂)

出版年:

出版社:

東京堂出版

著者:

田中健次

平易な言葉づかいで書かれた、日本音楽についての入門書。ひとつのトピックに対し、右ページが文章、もう片方が図や写真になっており、非常に理解しやすくなっている。眺めるだけでも楽しい。2018年に増補改訂版が出たようだ。(リンク先参照)

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吹奏楽部員のためのココロとカラダの相談室 楽器演奏編

2013

出版年:

出版社:

学研プラス

著者:

バジル クリッツァー

アレクサンダー・テクニークについて、中高生でもわかりやすく書かれた入門書。あがり症、イップス、演奏時の姿勢など、レッスンや部活動での指導のみでなかなか改善しないと思った時は読んでみてもいいかも。

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